1人が本棚に入れています
本棚に追加
「先生、お久しぶりです」
「やあ、久しぶり」
潮風が頬に当たる。
少し痛かった。
「私、決めたことがあります」
先生は優しく微笑んだままだった。
「たくさん稼いで、たくさん幸せになります。一人でも楽しいんだよって示します。」
「いいね」
「だから、まずはキャリアアップのために資格を取ろうと思います」
「おお〜」
「先生、応援してくれますか?」
「もちろんだよ」
私は海を見る。
壮大で恐ろしくて何が起きるかわからない。
そんな中にヨットが浮かぶ。
白の帆がゆらゆらとしていた。
最初のコメントを投稿しよう!