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私は薬指にリングのある人を好きになってしまった。
そう、あれは私が駅から歩いて帰っていると、貧血が起きたらしく道に蹲っていた。
男性が優しく声をかけてくれたが、私は体調の悪さと男性というので少し恐怖があったが、男性はタクシーを呼んでくれて、救急外来へ一緒に付き添ってくれたのだ。
お礼も言わないまま、いつの間にかいなくなってしまった男性。
私はただお礼が言いたくて、来る日も来る日もその道で数時間待ちぼうけをする日々。
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