13人が本棚に入れています
本棚に追加
「あなた、これケーキの申込書なんだけど、ちょっと書いてくれないかしら」
嘘だ。本当は離婚届だ。離婚届とかかれたところを意図的に隠した。
「あー、いいけど」
と言ってアイツは判をした。
「ありがとう」
と言って私は快く戻った。
実は、私には元々浮気相手がいる。その浮気相手は道端であい、危ない目に遭っていた私を助けてくれた。その危ない目とは、アイツに殴られそうになっているところだ。今も殴られているが、とても救われた。
「あなた、結婚しましょ」
単刀直入に、とても嬉しそうな笑顔で言った。
「え、君には旦那が…」
彼は驚きを隠せていなかった。
「もうじき別れるの」
「そう。いいよ」
と言ってあっさり婚約が決まった。
怪しいほどあっさり…。
さあ、これで完璧だ。アイツの絶望する顔をはやくみたい。
最初のコメントを投稿しよう!