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Chain Linkageはスマートコントラクトの内容に従って仕事が進んでいく。
火消し担当から提示されたスマートコントラクトを確認しつつ、作業を進めていく。
まずは、オンライン会議に接続するところから。アカウント情報を受け取り、招待する。
すぐに接続され、画面にはコウモリのキャラクターのアイコンが表示される。アカウント名は「火消し担当」。
「初めまして。本プロジェクトの開発を担当しております。今回は素早い協力の申し出、感謝です。原因の特定方法が分かっておらず、調査からご協力お願いします。」
紹介は簡潔に、さっそく協力要請を申し出た。
「よろしくお願いします。原因の特定はこちらで引き取ります。私のウォレット宛てにサービスアクセス用のアカウントの送付をお願いします。」
中性的な声で淡々と指示を出す。
リクエストに従い、火消し担当用のアカウントを発行、暗号化したアクセスキー情報を送付した。
「受け取りました。アクセスできることを確認。調査始めます。」
どうやら、問題なくアクセスできたようだ。現状わかっている範囲を伝えようとすると、それよりも先にチャット上にレポートが上がってくる。
[アクセスがスパイクして、接続数がキャパシティを超えている]
[バックエンドサービスのCPU,メモリの使用状況は低い。それにも関わらず接続がさばき切れていない。DBかストレージで詰まっている疑いあり]
[DBのリソース利用状況は・・・]
アクセスして数分、次々とレポートが上がってくる。
信じられないスピードだ。
まったくついていけない。。
サービスの構造の説明もしていないのに、コードを読み解きながら調査を進めている。
レベルの違いに、ただただ戦慄を覚えた。
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