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「さつき」
「…」
「また会える?」
「…それは」
「また会いたい」
「……うん」
窓の外は笑っちゃうくらいの大雨で…
灰色の空を見上げながら広哉くんが呟く。
「暫く出れそうにないな」
「じゃあ…スフレパンケーキ追加しちゃおっか?」
「いいよ。でも、支払いは俺…ね?」
目の前に突き出された封筒と私の手を広哉くんが両手でそっと包んで笑った。
私たちの止まっていた時間がまた動き始めた。
END
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