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「お前、ふざけんなよ‼︎」
広哉くんが私に向かって怒鳴った。
「え⁈」
「お前のせいで時計が壊れたじゃんかよ‼︎」
時計係の広哉くんの左手首には黒いデジタル時計がはめてあった。
「…私?」
「お前だよ‼︎お前の投げた石のせいだよ」
「いや、でも…まぁちゃんかも知れないし」
「違ぇよ。お前だよ」
「…」
「どうすんだよコレ‼︎」
「……ごめん」
液晶の消えた腕時計を目の前に突き出され泣きそうになった。
「弁償しろ」
「え…」
「一週間以内に5000円払え」
怒った広哉くんの顔があまりにも怖くて…そして何より、私だけが責められたショックで何も言えなかった。
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