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目が覚めると、俺は豪華なホテルのベッドみたいなところにいた。そして体の下の方にすごい違和感。どこだ、と周りを見ようと少し動くと、横に誰かいることがわかった。
「起きたのか?」
聞き覚えのある声。低くて掠れている、俺の好きな声…誰だっけ。
「…うわ! お前何やってんの!?」
「何やってんのって、お前…え、記憶ないのか?」
「は? 何言ってんだよ、なんでお前とベッドにいるんだよ俺が」
なんで俺が会長とベッドに? 俺そんなこと望んでねえよ? 夢? これ、変な夢か? え、でも、
「夢にしてはリアルすぎるんだよな」
「なんだと?」
声出てた!? 恥ず。
「夢じゃないぞ、ほら」
「んん、やめろ、触んな…」
「……かわ」
「ん?」
「いやなんでもねえ」
てか、俺なんか、体おかしいんだけど。なんかめっちゃ違和感あるんだけど。きも。
「…雲母、お前またやられたいのか?」
「…また? え、は? おま、俺に何した」
「さあな、何したかって、されてから考えてみろよ。今度は記憶消すなよ?」
「おまっ、何する…」
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