◆◇◆ おもな登場人物 ◆◇◆

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◆◇◆ おもな登場人物 ◆◇◆

本編お読みの方は飛ばしていただいても大丈夫です。 ベルカント: 十余年前の半島統一戦争でアンブロワーズに滅ぼされた国・チチェクの第三王子。 国が滅ぶ前にセミフ(後述)と共に密かに大陸へ逃れ、帝国兵として少年期を過ごした。 ぶっきらぼうでコワモテ。 国土奪還のために耐え忍ぶ半生だったため、王侯貴族の求愛マナーなどは身についていない。 干し果肉(ドライフルーツ)が嫌い。 火竜姫を騙った罪で処刑されるかもしれないイヴェット(後述)をモンテガント(後述)に庇護してもらう嘆願書と、再会を願うお守り「約束の月」を、アンブロワーズ侵攻の前にサリーナに渡していた。 サリーナ: イヴェットがアンブロワーズから出る時に唯一共につけることが許された侍女。下流貴族の娘。 ベルカントたちの思惑に巻き込まれ、イヴェットが連れ去られる時に自分もと食い下がり、共々辺境の村へと連れてこられた。 控えめでおとなしいが、主人イヴェットのためには勇気を振り絞れる一面も。 セミフ: チチェクの近衛兵長だったが、ベルカントを守り育てるためにともに帝国兵となった。ベルカントの師でもあり、兄のようでもある。 折り目正しく、いかなる状況下でも品位を欠かない。 タイス: ベルカントたちが占拠していた村の娘。威勢がいいのは母譲り。十七歳。 村とチチェクの宿営を行ったり来たりしていた伝令の若者に「約束の月」をもらっていたことで、サリーナと秘密の恋バナをしたことがある。 イヴェット(名前のみ登場): 十年前の火竜姫レア失踪※後、レアのふりを強いられてきた貴族の娘。レアの代わりに火竜公としてラビュタンを拝領し、リオネルと結婚して火竜領の名ばかりの領主を務めていたが、偽物であることが露呈しそうになりサリーナと出奔したところをベルカントらに連れ去られる。当時は妊娠中だった。 ※十年前に本物の火竜姫が失踪する原因となった事件にベルカントが関わっている リオネル(名前のみ登場): イヴェットの夫。ラビュタンの王子だったが、ラビュタンが火竜領となったために火竜公婿という立場だった。政略結婚ではあるがイヴェットを愛している。 アンブロワーズ侵攻の折りに王政を取り戻し王位に就き、ベルカント率いるチチェク軍と同盟を結んでアンブロワーズ王都セルジャンを攻めた。 モンテガント(名前のみ登場): 半島の有力貴族。老いてはいるが婚姻や情報を活用して勢力を伸ばしている。チチェク国域はモンテガントの所領となっていたこともあり、帝国にも地理的に近いため、水面下でチチェクとモンテガントは結びつきを強くしていた。 ★彼らについてより深く知ってからお読みになりたい方は、以下リンクから本編を先にご覧ください。 👇『火竜姫 - Invisible Moon -』 https://estar.jp/novels/25712720 (13万字程度、シリーズ初編として完結済み)
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