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「ヴァン……わたくし、このままだと勘違いしてしまうわ」
「どういうことですか?」
「そ、それは……ヴァンがわたくしのことを……好きなんじゃないかって、思ってしまうから」
尻すぼみに小さくなっていくコレットの声に、ヴァンもいつのまにか部屋に戻ってきたメイメイも、一緒にいるウロも目を丸くしてこちらを見ている。
ヴァンの言葉を待っていると溜め息が聞こえた。
そして「ここまでわかってもらえていないのは正直、驚きです」と言っている。
(わたくしったら、やっぱり勘違いをしていたのかしら)
コレットが恥ずかしさから頬を押さえていると、ヴァンの存在をすごく近くに聞こえた。
ヴァンはコレットの手首を掴んで引き寄せた。
「あなたが好きです。コレット」
「……!?」
「成長して、すべてを手に入れた今なら伝えられます。あなたを愛しています」
「ヴァンが、わたくしを……?本当に?」
「はい、そうです。あの時から僕の気持ちが変わったことはありません。ずっと……ずっとコレットを思い続けていました」
ヴァンは呆然としているコレットの額に口付けた。
「これで僕の気持ちが伝わりましたか?」
コレットが顔を真っ赤にしてワナワナ震えていると、ヴァンは困惑しながらも呟いた。
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