4.昔と違ってカタイのね

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「次、次は私が行きたいところに行ってもいいかしら!?」 「と、とうとうリネアに俺と行きたいところが出来たっていうのか!?」 「え、そんなに驚くこと?」  カッと目を見開いたロベルトと目が合う。  確かにどこでもいいと言ったのは私だが、その驚きようにはちょっと引いた。  とりあえず次の場所は私に選ばせて、と説得し宝飾品店を後にした私たち。  そうやって選んだ次のデート場所は。 「ここで何をするんだ……?」 「昼寝よ!」  西地区のはずれにある小さな湖、そのほとりにある木陰でごろんと横になる。 「おい、服が」 「後で払ったら大丈夫よ」  うぅーん、と思い切り伸びをした私に小さくため息を吐いたロベルトが、寝転がる私の上半身を少し起こしたロベルトが自身の足を私の頭と地面の隙間に滑り込ませる。 「ロベルト?」 「地面よりは寝心地いいだろ」 「どっちも固くて悪いけど」 「おい」  正直にそんな感想を漏らすとロベルトが眉をひそめる。  けれど全然怖くない。 “というか、可愛いかも”  思わずくすりと私が笑うと、きょとんとしたロベルトと目が合った。
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