6.蜜夜を君と

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「ガウンの中、こんなのを着ていたんだな」 「んぁ、……ん、え?」  ぷは、と口付けの合間に必死で酸素を吸う私は、ぽつりとそう呟かれたロベルトの言葉に首を傾げつつちらりと視線を自身の夜着へと移し―― 「!!!」 “そ、そうだわ、これすっけすけのレースだった!”  クラーラが用意してくれたとっておきの初夜用のこの夜着は、重ねられたレースだけで作られた形だけを覆うもので、大事な部分を隠す効果はひとつもない。  それどころか、ロベルトに揉まれレースが先端を何度も擦りもどかしい刺激を与えられたせいで、私の乳首はふるりと勃ちあがりレース越しに色だけでなく形すらもハッキリと見せつけていて。 “これ、いっそ着てない方が恥ずかしくないんじゃないかしら!?”  ――それは私が急速に羞恥心を感じた時だった。 「……可愛い」 「ひ、やぁあっ!」  彼の左手が私の先端を摘み、もうひとつの先に舌が這わされる。  はみはみと甘噛みするように唇で挟まれると、まるで痺れたような刺激が私の乳首を襲った。 “なにこれ……っ、びりびりする……!”
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