6.蜜夜を君と

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 はは、と穏やかな笑みを溢したロベルトに釣られた私の頬が軽く緩み―― 「――ひ、んッ!」  ぐちゅ、と蜜壺の入り口をなぞるように触れていた彼の指先がナカへ挿入される。  まだ指、それも一本だけだというのにその異物感に驚いた。 「息、ほらちゃんとして」 「や、待……っ、あっ、あぁッ」  私が痛くないように慎重に内側から撫でられ、お腹側を彼の指の腹が擦る。  苦しくて、しんどくて――でも、堪らない。 「あっ、ふぁ……!」  ゆっくりとした抽挿で少しずつ解され、圧迫感や異物感以外にも何かの感覚に襲われた。 “なにこれ、こんなの、知らないわ……!”  ロベルトの指の動きに必死で耐えながら彼の体をぎゅうぎゅうと抱き締めると、彼の肌が少ししっとりとしていることにふと気がつく。 「ロベルト……?」  下腹部の違和感を堪えながら見上げたそこには、私よりも苦しそうな表情のロベルトがそこにいた。
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