最終話:微睡みの先の重ねる時間は

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 ピキッという音が聞こえるかと思うほど、ロベルトのこめかみがぴくついて。 「まだまだ、これからだろ……!」 「え、……ひゃ、待って、あぁあっ!?」  ズズ、と腰を引き抜かれたと思えばすぐにまた突き挿れられる。  ナカを抉るように抽挿され、その度に私の口から嬌声が溢れた。  最初は痛くて苦しかったはずの行為も、口よりもずっと気遣いながら馴染むようにゆっくりされたせいで気付けば疼きの先の快感までもを拾っていて。 「あっ、ん、あんっ」 「締めすぎだろ、くそ、きもちい……っ」  私の腰を掴み何度も揺すられ奥を突かれる。  パンパンと肌がぶつりかりあう音が部屋中へ響き、その音すらもが私をどんどん刺激して。 「リネア、リネア……っ」 「ん、キて、も、私……!」  ぐちゅんと最奥を貫かれ、そのままググッと更に奥を抉じ開けるように自らのモノを捩じ込んだロベルトのソレが、私の奥でびゅくりと震える。  じわりとナカで広がるその熱に、彼が私の膣内に劣情を放ったのだと気付いたのだった。  ――それからどれくらいの時間がたったのだろう。 「……ん、?」
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