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デシ
声の主はアトであった。黒い服にトゲが横についたスカートを着ている。毎日これなのだが「今日も可愛すぎる…」と闇姫は言い放った。
アト「んもー。センチちゃん達待ってるよ。一緒に行こうよ。」
闇姫「…分かった。」渋々了承したかのようにアトの後をついていく闇姫であった。
「おそーい。」
「漸く来たの〜!!」
また声がしたので闇姫は声の方向を見た。
沢山の子がいたが声の主は短めの丈のワンピース姿の少女・センチと小柄でセーラー服姿のナノであった。
闇姫「…今日集団登校の日だっけ?」
ナノ「違うの〜!センチの発案でたまにはみんなで登校してみることにしたの〜!」
闇姫は周囲を見た。
先ほどの3人の他に、普段はショーパンと白いTシャツ姿だが寒いのか上に一体型の制服である黒いジャンパースカートを着ている青髪のミリ、
淡い紫色の髪に3つのトゲつきカチューシャをした黒いジャンパースカートのフェムト、
紫色の髪のサイドに左右5つ程のトゲのカチューシャをした黒いジャンパースカートに黒いリボンのマイクロ、
桃色のショートヘアに黒いシャツ、ピンクのリボンとピンクの無地のプリーツスカートのピコ、
黒いネクタイと黒髪に映えるようにつけられたポンポンが特徴的な黒いプリーツスカートのヨクト、
白いドクロマークの髪飾りをつけた左右違う丈のソックスを好むネクタイにプリーツスカートのゼプト、
黒セーラーにトゲがプリーツスカートに横向きについたロント、
赤いチェックスカートと黄色のリボン、紺のブレザーに、トゲが横についたロングブーツ、鬼のようについた二本の大きなトゲとそれを囲うようにして少数存在するトゲつきカチューシャのクエクト。
以上の10人、自らのことをデシと表現する少女達全員であった。
闇姫は師弟制度はとっていないのだが…。
ナノ「それでは、出発なのー!!」
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