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歳の差21歳の夫婦
「おはよう、奈々。」
「おはよう、亮勇さん。」
朝の挨拶を交わすと私の腰に手を回して、優しくこめかみに甘いキスをしているのが私の優しい旦那様の髙橋亮勇。
彼とは会社で上司と部下という関係から、交際1カ月でゴールインして周りを驚かせた。
周りが驚いた理由は交際期間の短さだけではなく、あの独身主義の髙橋課長が結婚するんだという驚きが勝ったように思う。
私は作りたての朝ご飯をダイニングテーブルに並べると、亮勇さんが緑茶を入れてくれていた。
私達の朝ご飯は必ず和食にしていて、味噌汁とご飯に焼き魚にしている。
亮勇さんの入れてくれる緑茶は、少しの甘さと芳醇な香りがする。
「俺は奈々に胃袋を捕まれてしまったから、奈々の好きな緑茶くらいは美味しく入れないと捨てられる」と言って、緑茶の研究を怠らなくなってしまった。
「さあ、緑茶が入ったから食べよう。
朝から奈々の料理を食べられる事に感謝するよ。」
「大袈裟だわ。
私は、亮勇さんの入れてくる緑茶が1番好き。」
「ありがとう。
俺は奈々が1番好きだよ。」
「もう〜。恥ずかしい…。」
「可愛いよ、奈々。」
朝ご飯を前に2人で熱いキスを交わす。
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