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エレーナが返す。
「そっちは隊長たちがいるだろう。だとしたら、こっちはこっちでなんとかしないと」
「でも、どうやって」
跳弾音が断続的に響く。しかし隙は作らせてくれない。銃器の扱い、戦闘に慣れた者の仕業だ。ウジマ本人かそれともMGKSメンバーの誰かの仕業だ。
ヨギョンは腰のベルトにぶら下げている細長いカーキ色に塗られた円筒形の手榴弾を取り出した。
「新入りがいるからやりたくはなかったんだが……」
「了解」
エレーナはそれを見て自分の腰についている同じものを取り出した。
(続く)
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