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「ええ。あなたは我々のターゲットではない。だが、拘束はさせてもらいます」
そう言ってヴェロニカは小銃にセーフティをかけて肩に掛けて、両手を頭の後ろに組んでいるウジマに近づいた。
「いくら昔は同じ釜のメシを食った仲とはいえ、今は敵同士だ。そういうわけにもいかんだろう」
そういうとウジマもヴェロニカに近づいた。そしてあっという間にヴェロニカの背後に回り、その右腕を掴むと後ろに回した。
ヴェロニカが「しまった」と舌打ちをすると同時に、ウジマはヴェロニカの腰に付いている拳銃のホルスターからグロッグ19拳銃を抜きとった。
(続く)
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