セーラー服の少女の名は小夜子

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 三十代になり、僕は会社の後輩と結婚した。  結婚して数年後、妻の涼子は不思議なことを語りだした。 「私、変な夢を見たのよね。昭彦君を助けたお礼に生まれかわらせてもらうわってセーラー服の女の子が言うのよね」  僕は驚き、涼子に自称守護霊の小夜子の特徴を説明した。  僕が知る小夜子と妻が夢で見たセーラー服の少女と特徴のほとんどが一致した。  そして数日後、妻の涼子が妊娠したのがわかった。  生まれたのは可愛らしい女の子だった。  僕たちはその女の子を小夜子と名付けた。
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