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風船ぱとろーる 第6話
『ことは隊員の秘密』のまき
それはまだ、ことは隊員が小さかった頃のお話。
やっと片言の言葉を話し始めて、
ふゆか隊員と部屋の中を走りまわって遊んでいた時、
突然、おとうさん博士のところへ、
ことは隊員がやってきたのだ。
「おとうちゃん・・・。
(博士の事、こう呼んでた。おかあさんはママ。)
こと、むかし、タムだった・・・。」
「え?もう一回言って!」
驚いたおとうさん博士が聞き返しました。
ところが、ことは隊員は言った事すべて忘れたように一言、
「わかんない。」それだけ言って又、
ふゆか隊員と走り回り始めました。
実はお父さん博士が田舎で飼ってた犬の名前がタムタムで、
家族はいつも「タム」って呼んでた。
おとうさん博士が大学の為、大阪に出て行く時に、
タムの頭をなでながら
「いつか、おとうさん博士の娘に生まれ変わっておいで。」
って何度かお話していたの。
ことは隊員は、本当にタムの生まれ変わりなのか?
二人の姿を隊員ナンバー3番の2代目タムタムが、
そっと覗いてみているのでした。
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