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2023.12.12
次第に太陽が昇って空が淡いピンクのグラデーションに彩られていく。砂浜で体操座りをしていた俺は、波音に耳を傾けながら水平線を見つめる。「なんで俺じゃダメかな……」。 頬を撫でるような風。それがひどく優しいものだったから、こみ上げてくる感情のまま、俺は一人静かに泣いていた。
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