2024年2月投稿分

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2024.2.5 雨が降る日はいつも憂鬱だった。傘を差すのは面倒だし、じめじめした空気も苦手。だけど、雨なのに傘を忘れてしまったあの日。「俺の傘、入ってく?」と声をかけてくれた彼のおかげで、私は雨が好きになれた。時折、触れ合う肩。何気ない会話に笑いながら歩いたあの時間を思い出せるから。
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