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「じゃあ、ミユちゃん。お散歩いこう！」
え！？ わたし、お散歩大好き！ 首輪をつけられて、外に出ると気持ちいい。ワンワンって声が出ちゃった。
ミユちゃんが帽子とランドセルを自分の部屋に置く。
「ママ、ロコとお散歩いってくるー」
家を出て、いつもの近くの公園へ向かう。
「ほら、ロコ！」
思い切り走る！ミユちゃんといっしょ！
あっという間に公園に着いちゃった。
わたしが公園に行くと子どもたちが近寄ってくる。そんなとき、ミユちゃんも自慢げな気持ちになっていることがわかる。
ボール遊びがお気に入りなの。ミユちゃんが投げたボールなら、どこまでだって追いかけるよ。いっぱいミユちゃんと遊んだ。
日が暮れてきた。
「そろそろ帰ろうか、ロコ」
ミユちゃんとお家に帰る。最高の1日になったな。
玄関でわたしの足を、ミユちゃんが濡れたタオルで拭いてくれる。
「先に中に入っていて。ちょっと用事があって…」
ミユちゃんは、また外に出ていった。外はこんなに暗いのに、どうしたんだろう？
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