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02
「白石さん、明日のシフト変わってくれない?」
「いいですよ」
「いつも助かるー」
「週末休みをいただけるので、私は感謝してるんです。このバイトに」
「週末だけで良いって何?デート?」
「推し活です」
「推しかぁ。推し良いよね」
お前に何が分かるんだ?
ななみちゃんには私しかいないし、誰にも教える気はない。でも、人気は出て欲しい。ジレンマである。
「今日も一日終わった」
とても疲れた。でもスマホの確認は忘れない。
ななみちゃんの日記に更新があった。
「ななみちゃんはテーマパークに行った、そして熊さんを持っている。目には男性は映ってない。よし」
毎日、男性と一緒じゃないかのチェックをする。男性といたからと言ってアイドルを辞めるわけではないかもしれない。でも私はいてほしくないのだ。推しに恋をしているから。
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