学校

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「こんばんは。ご依頼を受けてやって参りました」 「え…お寺の方だと、聞いてたんですけど…」 ここは中学校のようだ。で、依頼人は中年のおじさん先生。雪見さんを見て怪しんでいる。 「そうです。お話を聞かせてください」 「あ、はい…そちらの方は?」 「こちらは、えーと、助手です」 「よろしくお願いします」 「…あ、はい。こちらへどうぞ」 すごいじろじろ見られた。私、なにか変? 「学生ですか?」 「いいえ」 うーん、制服っぽく見えたかな…この格好。 「どうぞ」 応接室に案内された。 「あの、呪われているというのは、わかるものなんでしょうか…」 座った瞬間話出された。 「なぜ呪われていると感じたんですか?不運か続いているんですよね?」 「はい、傘を無くしたり、家の鍵を無くしたり。不運続きなんです!」 先生は勢いよく立ち上がる。 「困ってるんです!」 「それは、大変ですね…」 雪見さんは真剣に聞いている。 「無くしたものは見つかるんですか?」 「それがずっと見つからないです!」 「そうですか…」 「これは呪われているとしか!」 「そうですね…」 雪見さんは考え込んでいる。これが呪い? 「すみません、少し助手と2人にして頂けますか?」 「…はい」 先生は出て行ったけど…
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