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プロローグ
「ハルは、親友とかいないの？」
「親友ね～……昔いたよ」
「昔？今は親友じゃないってこと？」
「うん」
「何、喧嘩でもしたの？」
「してないよ。最後まで笑ってたよ」
「疎遠になっちゃったってこと？」
「んー、まあ、そんなとこかな。心君は友人代表スピーチ誰にするか決めた？清くん断られちゃったんでしょ？」
「そーなんだよなあ……。清以外に親友とかいないしなあ……どうしよう」
「親友って、何なんだろうね」
「心の友じゃないの？」
「……あ、そっちの”シンユウ”のこと？」
「え、逆に他に何があるの？」
「うーん……分かんないや。心の友。ならずっといるんだけどね」
「ナニソレ。二次元？」
「ばーか、違うよ」
「ばかって何だし！そんなばかと結婚するのは誰だし？！」
「ははっ。冗談冗談。心君は素敵な人だよ」
「うむ。良きに計らえ」
「あははっ――――……」
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