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23.『理解者』
(2023/5/16)
【寸評】
ヒューマンドラマで数々の名作を書かれている青のキカさん(https://estar.jp/users/501612193)の誕生日に贈らせていただいた作品です。アイデアと構成はキカさんが以前お好きだと仰っていた映画を参考にしています。
小説家志望の主人公は自分の作品を母親に見せます。どれだけ執筆の経験を重ねていても、書いた小説を読ませるというのは勇気がいることです。
その相手が肉親となると、ある意味で他人に見せるよりも反応が気になってしまうものではないでしょうか。
はたして、主人公は母親に作品を読むことすらしてもらえませんでした。ある意味でこの出来事が契機となり、主人公は小説家になるという夢を叶え、その後母親の真意も知ることになります。
特に意識はしていなかったのですが、いま読み返してみると自分の作品や執筆に対して真摯な主人公の姿勢は、もしかしたらキカさんがモデルになっていたのかもしれません。
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