僕の父と母。

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久しぶりに、数年ぶりに実家に帰ってきた。 死んだ母と父が目の前にいた。 その姿を見ても、僕はさしてなんの感情も抱かなかった。 なぜかはわからなかった。 が、確かに死んだ両親が僕の目の前にいる。 その顔を見るのは一体何年ぶりだろうか。 両親は何も言わないが、少しだけ笑っていた。 僕から声をかけた。 「おとう、おかあ。久しぶり。……元気にしてた?……」 そういった時、さまざまな両親との思い出を思い出した。 いろんなことあったな、と感慨深く思う。 チィーン、チィーン パン、パン 「また会いに来るよ」 仏壇に向かって僕は話した。
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