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私の容姿は、前世のアンネにそっくりというわけじゃないけど、雰囲気が似ている。で、残念ながらアンネはあまり器量良しじゃなかったんだよね。
太くて赤いくせ毛、そばかす、ちんまりした目、鼻、口はアンネと同じだ。でも悔しいことにアンネの巨乳に私は似ていない!むしろ洗濯板といっていい。巨乳は唯一のアンネの外見上のとりえだったのに!
しかも胸がなくても、ほっそりしてるかよわき麗人って感じだったらまだよかったのに、私の肩や腕はがっしりしていてガタイがよく、貴族らしからぬ筋肉隆々のお父様に似ている・・・
逆に10歳上のお兄様は、美人のお母さまに似て色白でスレンダーな金髪碧眼の麗人だ。なのにお父様もお母様もお兄様も私のことをかわいい、かわいいって絶賛する。小さい時はそれで自分はお姫様みたいに勘違いして振舞ってて、大きくなってからそれに気付いたときはすごく恥ずかしかった!
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一番最初のページに同じ世界観(シュタインベルク王国)の物語の紹介をしています。是非、そちらもご覧ください。
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