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ポスターに書いてあった通りに俺たちは体育館に向かった。
体育館には俺たちと同じ年代ぐらいの若者たちが集まっていた。50人ほど…
「結構いるわね」
「そうだね…しかも俺以外ほとんど女の子じゃない?」
「……思ったわ」
「ほんとになんなんだよ、この世界。」
少し大きな声で叫んだところで体育館の明かりが消えた。当然、室内はざわめきだす。
「え、停電?」
「なにが始まるんだよ」
「も、もしかして学園デスゲー…」
誰かが怖いことを言い出したところで、また明かりがついた。変化といえば一つだけ。舞台に一人の綺麗なおねぇさんが立っていたのだ。
真っ黒の綺麗なストレートの長い髪。俺たちの全てを見透かしていそうなキリッとした目。
そして、真っ赤なつるつるな綺麗な唇が動いた
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