第五章

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「そうか。ああ、だったら荷物をヒルマさんに送るついでに、手紙も一緒に送ろうか? 君の近況を書けば、向こうもあちらの様子を教えてくれるかもしれないだろう?」  エルランドの気持ちが、ファンヌにとっては素直に嬉しかった。 「考えておきます」  そう口にして、エルランドと繋いだ手にきゅっと力を込めた。
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