第一章

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(どうしよう……。とても魅力的なお話よね。どうせここにいても先生はいらっしゃらないし。一緒にベロテニアに行って、向こうで『研究』に励んだ方がいいんじゃないの?) 「何も、今すぐ返事をしなくてもいい。オレはまだ十日はここにいるから。片付けとかもあるしな」 「行きます」  はい、と元気に右手を上げ、ファンヌはソファから立ち上がった。 「私。先生と一緒にベロテニアへ行きます」
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