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それなら元々1日遅く来れば3人で行動できたのだけれど、透子から『スキーだけじゃなくて、コテージも十分楽しいから』と言われ、特に用事もなかったふたりは押し切られるかたちで1日先に宿泊施設へ向かうことになったのだった。
「それにしても田舎だなぁ」
和也が少し不安そうな表情を顔似浮かべて呟いた。
普段都心で暮らしている和也たちにとっては近くに飲食店やコンビニ、大型デパートがあるのが当たり前だった。
こんな田舎に泊まって、夜中お腹が好いたり体調が悪くなったりしたらどうするのだろうと、不安になってしまう。
「いい景色だね」
亜希の方はさっきから何度もスマホを操作して景色を撮影している。
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