来世では、結ばれるかな。

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 あれから他愛のない話をした。聞きたいことはたくさんあったのに、変な緊張と迷いがあって、何も聞けなかった。  窓をふと見ると、太陽がオレンジ色に輝いていた。  拓也が腕時計をちらっと見た。 「もう、時間?」 「うん。ごめん、もうそろそろ行かなきゃ」 「分かった。じゃあ、出よっか」  
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