Never-Ending Story (by ORINAS)

3/4
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
 オリナスは振り向きもせずに人垣へと向かって歩く。人々の怒声は地鳴りのように低く響いた。  正面からの石が額を打ち、僕があおむけに倒れると投石は止んだ。しばらくすると、近づいてくる群衆の足音が地を鳴らした。 「きっと僕が死ぬまで、復讐は終わらない」  氷のような声が耳元で囁いた。 「死にませんよ。あなたは今、不死なので」  僕はたちまち気を失った。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!