24人が本棚に入れています
本棚に追加
村上はため息混じりに言う
『何だか…
自分が、すごく意地悪になったような心境よ…
…
店長の事…
ホント…ここだけの話だけど好きじゃないけどさ…』
『いえ…
村上さん…
それは、普段からオーラ全開で出てます』
貴史がすかさず突っ込む
『あら…
うまく隠せてるつもりだったんだけど…
でもさ…
息子…とまでは言わないけど
まあ…ちょっと無理をすれば産める年齢じゃない?』
『は?』
突拍子もない村上の発言には
いつもかなり脳を使う
『それって
村上さんに店長くらいの息子さんがいてもおかしくない…って意味ですか?』
『そうそう…
だからね…
できれば、自分で気づいて改めてもらえればって…』
『無理…でしょうね…』
貴史も深いため息をつく…
『だよね…
それでさ…
ちょっと荒療治なんだけど…
ここ…
城さん…用事ある?』
そこには
前日のラストスタッフが店長で
次の日のオープンスタッフが若いスタッフになっていた
『もし城さんが良ければ
シフトを代ってあげてほしいのよ
少しはお灸をすえないとと思ってるのよ』
最初のコメントを投稿しよう!