もう一度、君に届けたくて
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卒業式の終わり。 みんな名残惜しくて一緒に遊ぶ約束をしたり、記念撮影をしたりしているところ。 私は蓮くんの姿を見つけ、声をかけた。 「れ、蓮くんっ!」 蓮くんはすぐに振り向いた。 私は思い切って言った。 「蓮くん、ちょっと屋上に来てくれる…?」 蓮くんは不思議そうに首を傾げた。 「ひまり…?」 私は蓮くんのことが大好き。私の人生を大きく変えてくれた。 恩人…と言ってもいいぐらいだろうか。
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