過去の夢たち

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過去の夢たち

今回は前回少し話しに出てきた「死体の降ってくる真っ赤な空間の夢」です 1番古い夢です、覚えてる中で。 これを見てから僕は少しづつ夢を見る量が増えた”気”がするし。 夢を覚えることも増えた気がします。多分。 ということで、私の夢の話に是非付き合ってください。 『死体の夢』 目が覚めた、と思って目を開けると。どうやらまだ目覚めてなかったようで暗い暗い真っ黒な空間でした。 珍しく僕は(あ、これ夢だなぁ)とガキなりの軽さでした。 でも夢と分かったとしてもどうすることもできないので、僕は取り敢えず、多分前であろう前に進む。 何もない、本当になにもない。何もないがある。 ただ歩いて、歩いて。声も出せない。 そしてひたすらチラチラと周りの様子を見ながら歩いていると、さっきまでなかった多分、扉がある。多分、扉、多分。 いきなりの変化にびっくりしつつ、扉と思えるもののドアノブ、を握り、開くと、まだ扉をくぐってないのに。目に悪い真っ赤な空間にいた。 いや本当に目に悪い、目の奥がジリジリと痛む嫌な色。 でも夢は終わりそうにないため、また取り敢えず前へ、前へと進む すると沢山の白い机が並んでる。一つの机に3つづつの瓶とその瓶に敷かれてる、紙らしきもの。 そこに近づくと中身と紙の内容が見える。 よくよく見ると人の目玉とその持ち主の写真であろうもの。全員が全員知り合いではなく、逆に知らない人の方が多い。 グロテスクな瞳にはなんとも思わない、思えない。本当は叫びだしたほど嫌だ。 でも目は離せない、思えない気持ちが湧き上がる。 だから早歩きで逃げるようにその場をすぐ離れた。その時の自分は思い出したくもない吐き気で抑えたい口も抑えられなかった。 そして数刻も歩いた気分で何もない空間と目覚める気配のないことに飽き飽きしているいると。 後ろから、どしゃっ、と。鈍い音と何かが潰れる音。 もう何もない空間に疲れ果ていた自分は刺激を求めて後ろを振り返った。 死体だ 紛れもない、死体。 生きている人間ではなさそう、だって。 右腕は引きちぎれてるし眼球は飛び出してて、髪の毛も焼かれたように散り散りで、そもそも確認しなくとも冷たそうで。 取り敢えず知り合いではないことに、安堵してしまった。 歩く足を中途半端で止めながら唖然もしていると、またその死体に死体がおちてきて、びっくりした。 そして身元不明のその死体が引き金だったのか、鈍い。 崩れて、潰れて、血の匂いが充満して、グロ耐性のない自分は吐きそうで。 死体たちは自分の周りに円を描くように落ちて、落ちて、落ちて。 落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて、きて。 もう、いいだろ崩れるぞ、と少し余裕が生まれた自分は少し高く積み上げられた死体を凝視していると急に目の前に死体が、さっきたちの死体とは違って綺麗に横たって落ちてきた。 なんだか見たことある気がする。 大人しく少し顔を上げ、顔を見る。 それは自分が愛してやまない、推し、というものの人だった。 でも二次創作の姿、当たり前だけど、本当の姿なんて知らないし。 自分は先程まで沢山にあった死体は消えて、自分を囲むように推しグループたちの死体があった。 破損が酷い、少し離れてもわかるほどきれいなきれいな作り物のご尊顔が焦げやえぐりで中身が見えてて、知りもしない構造が見えてしまう。 それにも何も思えない、やっぱり何かこの夢で私はおかしくなってしまったのだろうか。 離れようとしたのに足はリーダーの死体に近づく、近づいてさっきまで詳しくは見えなかった死体が鮮明に見える、綺麗な淡い金色が焦げてる。 多分、嫌なのに、髪に優しく、壊れるのに割れ物のように触れて、どけて。 顔と言えるかわからない顔を見て、 僕は、頑張って口を塞ぎたかった、口をつむらせたのに、 体は正直とでも言うのだろうか。さっきまで母音すらも嗚咽さえも何も出なかった口から音がでた 「綺麗だ、美しい。美しいよ」 その後その人の名を呼ぶと。 やっと、やっと夢が終わった、終わってくれた。 最後、私の顔を三人称で見れるとしたら、きっと醜い顔をしていただろう。 ひきつるほどに、裂けるように笑って、愛おしそうに見る瞳の奥には死体。 二度とは見たくない夢だけど。 もし、また見れたとしたら、私は走ってしまうだろう。 という感じの夢でした。 そうですか、楽しめましたかね。読みやすいように分けたり、私の中にある知識を使ってその時の表現を頑張ってみました! あ、最近の夢と過去の夢を並行しようと思います、その方が忘れないかもしれないので...w では今回の夢語り、『死体の夢』はここらへんにします。 最後まで読んでくださりありがとうございました。また次の夢で。
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