仲直り

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リビングのソファーに移動し、2人で座る。 「ね〜」 「ん?」 「今日さあ、ハナちゃんに何か言われた?」 ──あ〜又違うことを聞いてしまった…… 「あ〜詩音が矢部さんと仲良くしてるねって」 「え〜!」 私が思っていたのとは、違う答えが返って来た。 どちらかというと、ハナちゃんからの告白があったのかと思っていた。 なのに、自分が勝手に私に矢部さんを勧めておいて、だなんて、とんでもない事を言うなと思って驚いた。ハナちゃんは、そんなにも私たちを別れさせたかったのだろうか。 ハナちゃんに矢部さんのことを勧められた話をした。 そして、わざわざ玲央の隣りに座って腕を組んだことに、嫉妬したことも正直に話した。 玲央も怒っていた。 「アイツ最低だな」 「ハナちゃんは、最初から玲央の事が気になってたからね〜」と言うと、 「ふ〜ん。さすがに腕を組まれた時は、止めろ! って怒ったんだ」 「え、そうなの?」
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