770人が本棚に入れています
本棚に追加
リビングのソファーに移動し、2人で座る。
「ね〜」
「ん?」
「今日さあ、ハナちゃんに何か言われた?」
──あ〜又違うことを聞いてしまった……
「あ〜詩音が矢部さんと仲良くしてるねって」
「え〜!」
私が思っていたのとは、違う答えが返って来た。
どちらかというと、ハナちゃんからの告白があったのかと思っていた。
なのに、自分が勝手に私に矢部さんを勧めておいて、仲良くだなんて、とんでもない事を言うなと思って驚いた。ハナちゃんは、そんなにも私たちを別れさせたかったのだろうか。
ハナちゃんに矢部さんのことを勧められた話をした。
そして、わざわざ玲央の隣りに座って腕を組んだことに、嫉妬したことも正直に話した。
玲央も怒っていた。
「アイツ最低だな」
「ハナちゃんは、最初から玲央の事が気になってたからね〜」と言うと、
「ふ〜ん。さすがに腕を組まれた時は、止めろ! って怒ったんだ」
「え、そうなの?」
最初のコメントを投稿しよう!