私の願う未来の話

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私の願う未来の話

全員がハッピーエンドになる物語。 もしもそんな物語を描けたらどんなに幸せだろうか。 私は、幼い頃から親が読んでくれる本が好きだった。母の声で語られる物語に耳を傾けながら眠りにつくのがとても大好きだった。でも、いつからか私は本を読まなくなった。絵を描くことが好きになった。自分の好きなものや考えていることを絵にすることが好きだったのだと、今ならわかる。でも、私は小学校に上がった頃に絵を描くことが嫌いになった。その理由はとてもシンプルで、自分の絵が上手くないことに気付いたからだ。そして自分に才能がないと思った私は、絵を描くことを恐れるようになった。誰かに絵を見られることも嫌いになった。そして絵を遠ざけるようになった。絵を描くことを早々にやめた私は、新しく好きなものを見つけられないまま成長していった。  
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