私の願う未来の話

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そして、中学生になった。中学生になった私は、「生徒会」に興味を持つようになった。 学校行事を運営し、みんなのお手本になる存在。中学生になったばかりの私には、入学式で堂々と発表している生徒会長は、輝いて見えた。 しばらくして、私は、憧れの生徒会に入った。生徒会の仕事はとても大変だった。黙々と仕事をこなす日もあったし、仕事で学校中を駆け回る日もあった。特に仕事が近い日には遅くまで作業した。表で発表する機会も確かにあったものの、圧倒的に裏での仕事が多かった。 それから中学三年生になった私は、「生徒会長」になった。入学当時、憧れていた生徒会長という立ち位置は、生徒会に入った時にはあまり魅力を感じないようになった。なぜか。生徒会を通して、周りを引っ張る立ち位置よりも、それを支えることの方が好きだと気付いたからだ。だからこそ、生徒会長になった時、プレッシャーで押し潰されそうになった。
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