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最初、進路を決めたときは、安定で、資格も取れて、一番やりたいことではなく、それに近いものを目指せるところを選んだからだ。最初はその選択でいいと思った。でも、志願理由書をいざ書こうとしたときに、細かく将来のこと、やりたいことを考えれば、考えるほど、その学校では、果たせないとわかった。気付いた。志願理由書を書こうとすればするほど、手が震えた。胸が締め付けられた。だから、私にはやりたいことに目を逸らして、安定の道を選ぶことは、無理だった。
その選択では、だめだった。
私の一番やりたいことは、安定する職業ではない。成功するかもわからない。反対されることの方が多い。そんな職業だ。だから諦めていた。その道には行かないと決めていた。
それなのに、私の心はそれを拒絶していた。どうすればいいか、わからず悩んでいた時私はあの本を読んだ。そして思った。
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