Dear my…

17/47
前へ
/53ページ
次へ
「相原残業?」 「最悪…ハマった」 「そ、じゃお先にー」 「お疲れー」  エレベーターを降りてエントランスに向かう。 「晶子さん‼︎」  受付脇のロビーベンチから純弥が走り寄って来た。 「純弥⁈」  マスクしてるけどモロ純弥。 「やったー‼︎おつかれー」 「ちょ、嘘でしょ⁈何で…」 「今日近くのスタジオだったから会えるかなーと思って寄ってみた」 「もうちょっと身を隠した方がいいんじゃない?」 「え、何で?いいじゃん」 「いや、良くないって…」  いいんだか悪いんだか、純弥は全然芸能人ぶらない。 「会えるかなーと思ってたら会えた」  180センチもあるのに無邪気に笑って子犬みたい。かわいいッ‼︎  思わずつられて笑ってしまう。 「飯行こ‼︎ね?」
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加