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「相原残業?」
「最悪…ハマった」
「そ、じゃお先にー」
「お疲れー」
エレベーターを降りてエントランスに向かう。
「晶子さん‼︎」
受付脇のロビーベンチから純弥が走り寄って来た。
「純弥⁈」
マスクしてるけどモロ純弥。
「やったー‼︎おつかれー」
「ちょ、嘘でしょ⁈何で…」
「今日近くのスタジオだったから会えるかなーと思って寄ってみた」
「もうちょっと身を隠した方がいいんじゃない?」
「え、何で?いいじゃん」
「いや、良くないって…」
いいんだか悪いんだか、純弥は全然芸能人ぶらない。
「会えるかなーと思ってたら会えた」
180センチもあるのに無邪気に笑って子犬みたい。かわいいッ‼︎
思わずつられて笑ってしまう。
「飯行こ‼︎ね?」
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