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インタビューと同時にカメラマンが様々なアングルから純弥を撮影する。
後程ゆっくりたっぷり堪能させていただこう…。
思わず緩んでしまう顔を何度も必死に引き締める。
仕事として取材を受けて貰っているのだから、決して私情を挟む訳にはいかない。
自分自身にそう言い聞かせ、あらかじめ送っておいた進行表通りに粛々と質問をしていく。
取材対象者から返ってきた言葉に対応できる様、いつもは数日かけて事前調査をするのだけれど、今回に限っては全くの準備要らずだった。
だって彼は私の推しだから。
純弥は終始笑顔で、たまに冗談を交えながら質問に答えてくれた。
過去作品について話している時に純弥が不意にデビュー曲を口ずさんだ。
手が届く程の距離で歌う彼の姿に時が止まった。
あぁー……良い声ー‼︎
ヤバすぎるって‼︎‼︎‼︎
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