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俺は今、ホテルでシャワーを浴びている。
「お金もったいないから泊まっていこう‼︎」
俺がそう言ったら
「そうだねー。もったいないよねー」
って晶子さんが軽めに答えた。
で、とりあえず今シャワー。
部屋に戻ると晶子さんが奥のベッドに座り携帯を見ていた。パーカーを脱いでまたバスローブを着ている。
一瞬こっちに目を向けて、またすぐ携帯に目を戻す。
「仕事?」
「んー…ちょっと情報収集…」
髪を拭きながら手前のベッドに腰掛ける。
「ドライヤー使う?」
「あー…うん」
晶子さんが自分の近くにあったドライヤーのコンセントを抜いて俺の方に差し替えてくれた。
「はい」
俺にドライヤーを渡すとベッドに戻りイヤホンをつけてまた携帯を見始めた。
ドライヤーをかけながら晶子さんを見ていた。
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