22人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
ぼけっとしながら乾いた髪をいじっていたら晶子さんが俺を呼んだ。携帯画面を見せてきたので覗くと高校時代のバスケ部の先輩の写真だった。
「バスケ部の溝端。覚えてる?」
「へぇー…先輩、美容師になったんだ」
「隣に写ってる子、今度取材させてもらうんだけど、インスタ見てたらまさかの溝端‼︎」
「ちゃんとこうして色々調べてから取材してんだね」
「やっぱりちゃんと知ってないと、魅力を伝えられないからね‼︎」
「そういう所好きだよ」
「溝端と言えばさー…」
最初のコメントを投稿しよう!