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洗濯が終わり部屋に戻って来た。半乾きの服を部屋で乾かそうかと思っていたら、純弥が無邪気な顔して「泊まっていこう」と言い出した。私は驚いたけれど、今夜は何となく1人になるのが不安だった。ツインだし、きっと大丈夫だろう。気持ちを悟られない様に明るく同意した。
純弥がバスルームにいるうちにパーカーからバスローブに着替えた。変な雰囲気にならない様に再度仕事モードに切り替える。今度取材予定のデビュー間もない女優さんについて下調べを始めた。
純弥が出てきた音に反応して一瞬目を向けるとバスローブを着ていて叫びそうになった。ヤバいヤバい‼︎危ない‼︎バスローブまで着こなすとは…。
プロフィールを一通り確認した後にバラエティ出演時の映像を数本チェックした。動画の後はSNS。インスタに知った顔を見つけて思わず純弥を近くに呼んでしまった。
画面を覗く純弥の髪が触れる。顔が近い‼︎
いつの間にかベッドに座っちゃってるし…。
私、普通に喋れてたかな?途中から緊張しすぎて記憶が曖昧だ。変な雰囲気にならない様に溝端のおバカエピソードをいくつか話した気はする。
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