Dear my…

37/47

22人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
「俺もー」 晶子さんが歯磨きしてる音がしてバスルームに行ってみた。少し鼻が赤くなっている晶子さんが振り返った。 「ホテルの歯ブラシってどこも微妙だよね」 隣に並ぶ。鏡に映ったお揃いのバスローブ。照れ隠しに髪の毛を整える。晶子さんはずっと俯いたまま。 俺、もっと役に立ちたい。どうしたらいい? 晶子さんの後すぐに歯磨きを終わらせベッドに戻った。晶子さんは奥のベッドに入っていた。 「私、明日始発で家帰るね」 「あ、うん。わかった」 俺は携帯のアラームを5時にセットして手前のベッドに入った。 「おやすみ」 「おやすみ」
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加