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「いいの?雪兎、怖いなら無理しなくていいんだよ? 俺は、雪兎のこと。一生離してやれなくなるよ。 俺が愛してるのは雪兎だけだよ」 言われたことが信じられなくて、でも、さっきまでの不安は消えていったのに、涙が止まらない 「士郎さん…僕のこと、一生離さないで...士郎さんだけのモノにしてください」 目を閉じて彼にキスをする 触れ合った場所がいつもよりも熱い 衣装部屋にまだいるせいか、巣を作っていないのに士郎さんの匂いに包まれているようで、身体がもっとというように求めて、ズボンに染みが出来てしまう程お尻が濡れる 彼のズボンの前も窮屈そうになっているのが見え、はぁ…と熱い吐息が漏れる 「士郎さん、ベッド、連れてって…早く、士郎さんと一緒になりたい」 彼に抱き着き、疼く股間を擦り寄せる 何かを耐えるように少し赤くなった士郎さんが僕を抱き上げてくれ、そのまま寝室のベッドに運んでくれる 今までにもいっぱい身体を重ねてきた場所なのに、いつもよりもドキドキして、早く繋がりたくて仕方ない 「雪兎、本当にいいんだな?今なら…」 士郎さんが何か言いかけるのを唇を被せて言葉を奪う 「我儘、言ってもいいって…士郎さんが、良いって、言ったから…」 身体をずらして彼のズボンを下ろし、ペニスを取り出す 今までしたことはなかったけれど、どうしても舐めたくて… 「雪…、雪兎…」 先程よりも硬く大きくなったペニスに舌を這わせる 熱くて、雄の匂いがいっぱいするそれをいつもされているのを真似るように舐め、口に含む 「んっ…ふ…ぁっ…」 鼻腔を抜ける匂いで頭のナカまで犯されているように熱くなり、まだ触れていないのに、アナルが濡れてヒクつく 「雪兎、腰が揺れてる…こっちは俺が可愛がってあげるよ」
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