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「…んっ……しろ、さ…おは、よ…」
今まで以上に激しく何度も奥に注ぎ込まれたこともあり、まだ身体が熱くて頭がボーっとする
「おはよう、雪兎…いっぱい泣かせちゃったから、声が涸れてるな。水、飲めるか?」
心配そうに僕の頬を撫でながら、彼に寄りかかって水を飲んだ
「士郎さん、僕を、番にしてくれて、ありがとう」
今までずっと感じていた不安が消え去り、素直に甘えたくなる
「あの…士郎さんの服で、巣を作りたいんだけど...使っていい服、今度教えて。汚しちゃうかもしれないから、捨てる予定のでもいいから...」
遠慮がちにお願いをすると、ギュッと強く抱き締めてくれ
「服、全部使っていいよ。雪兎の為にあれだけ集めたから。好きなの、遠慮せずに全部使っていいよ」
彼の匂いと体温を感じながら、幸せを噛み締めていた
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