183人が本棚に入れています
本棚に追加
??「敬斗?どうしたんだい?そんなに怖い顔をして?」
敬斗「ちょっと考え事をしていたのさっ!!?数千年前…9つに分離した彼の魂が今何処に居るのかをね?」
敬斗「8割強の力を奪われた今のボクでも…影のひと欠片を倒せたのは…彼も奪われていたからさ」
敬斗はそう言うと…1冊の本を閉じて…何処か物憂げな表情を浮かべるっ!!?
??「ふーん?なるほどね?それより?敬斗?ほんとに瞠目の娘に託して良かったのかい?」
敬斗「あぁっ!!?むしろ彼女じゃなくては無理さ…何故なら彼が創り出した」
敬斗「世界から生還して帰っては来れるのは瞠目の名を持つ者だけだからね?」
敬斗「それにあそこは屍人を嫌う街だっ!!?ボクの様に」
敬斗「業に塗れた人間には足を踏み入れる事すら叶わない理想郷っ!?」
敬斗「そして?李周?キミにも聞こえるだろう?彼の魂が悲鳴をあげて酩酊している輪廻の音が?」
敬斗「ボクはそれを止める為に動かなくちゃならない?わかるよね?」
成宮は目を閉じてそう言うと…深い霧となってその場から消え去って行ったっ!!?
最初のコメントを投稿しよう!